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伝統設計を日本屈指の本場、
浜松の職人の手により実現。ピアノづくりで重要なのは、第一に設計と言われます。ASAHIピアノの設計は、積み重ねた歴史の中で多くのピアニストの要求に応えるため、響板の形状、フレーム設計、弦長、駒など細部にわたる部品ひとつ、ひとつを繰り返し改良を重ねてきた、完成された名品と言えます。
もうひとつ大切なのは、それを作り上げる優れた技能です。個々の部品は最新精密機械で完成されますが、ピアノの場合それを組み上げ形にしてからがもっとも重要で、88鍵の音量、音色を整え、さらにタッチ、音律のバランスを整えるには全て熟練工による手作業となります。弾き手の要求を形にすることのできる高度な技術が要求されます。
奏でる喜びを世界品質で。
ASAHI Japan Quality Seriesは、浜松で培われた優れたスケールデザインとそれを作り上げるアサヒピアノの職人技が融合し、妥協することなく一台一台丁寧に作りあげた名品です。私たちは、最高の品質をもってお客様の期待を超えるピアノを作り、多くのお客様から支持される「ものづくり集団」でありたいと考えています。
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SKELETON
シンプルでありながら、響板形状と駒位置の理想的な関係バランスに徹底的に手間と時間をかけ、生み出されたフレーム設計は現在も受け継がれ、伝統を守り続けています。
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ACTION
アクションは、鍵盤のタッチを正確に弦につたえるうえで大変重要な役割をもちます。
アサヒピアノのアクションは、昔ながらの素材にこだわり、部品一つ一つに厳選された木材を使用し精巧にに組み付けられており、指の動きを逃すことなく正確に弦に伝えます。ハンマー形状・弾性を整え、すべて手作業にてアサヒピアノの伝統ある音に生命を吹き込んでいます。厳選した天然木を使用することにより、正確な位置精度を維持、連打性能を向上させることによりコントロール性を高めています。 -
FFWハンマー /ドイツ Filz Fabrik Wuzen Gmbh (FFW) 社製ハンマーフェルト
ハンマーは直接弦をたたき音色を決めるうえで重要な役割を担っています。良いハンマーの条件は、内側は硬質で外側はやわらかく、音のアタックの強さやピアニシモの繊細なタッチまで幅広く表現できるものとされます。アサヒピアノのハンマーは、それに最適とされる上質な羊毛を使用したFFW社製のフェルトを、伝統ある工法で時間を掛け圧縮して作り上げます。量産には向きませんが、守り続けられた工法です。
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セクション別ブリッチ(C-123DX・C-133Eに適用)
繊細なタッチにも俊敏に反応する優れた演奏性能とレスポンスを実現すべく、音域セクション別ブリッチ方式を採用しています。低音はアグラフを使い深みのあるものに、中音部は真鍮ブリッチで柔らかく、高音部は鋼鉄ブリッチでよりシャープに。表現豊かな旋律を楽しめます。
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レゾナンスシステム(C-123DX・C-133Eに適用)
倍音の共鳴効果を活かし中音、高音部の響きを豊かにします。